「遠回りして、やっとたどり着いたこの場所で」
株式会社リエゾンケア／デイサービスリハセンターかけはし
代表　入谷 寿男（いりたに ひさお）

こんにちは。法人の代表とデイサービスリハセンターかけはしの管理者をしております、入谷と申します。

実は私、この業界に飛び込む前は、20年以上にわたって製薬会社でMR（医薬情報担当者）として働いていました。薬を通じて、医師を介して患者さんを支えるという仕事にやりがいを感じつつ、ある日ふと思ったのです。

「もっと直接、目の前の誰かの役に立ちたい」と。

そのきっかけをくれたのは、MR活動の中での疾患啓発の仕事でした。ケアマネジャーさんや介護現場の方々と関わる中で、利用者さんやご家族に寄り添って奮闘される姿に触れ、「この人たち、かっこええな」と心から思いました。

そんな頃、滋賀に住む母が認知症を発症。私はその頃、実家から遠い鹿児島で単身赴任中。多く家族としての仕事を滋賀に残した家族に任せており、物理的にも心理的にも“遠い息子・遠い父親”だった自分に、いろんな思いが込み上げてきました。

「このままでいいのか？」
そう自問自答するうちに、ちょうど早期退職の話が出てきました。思い切って医薬の世界にピリオドを打ち、まったくのゼロから介護の世界へ足を踏み入れました。今思えば、よく飛び込んだなあ…と、自分でもちょっと笑ってしまいます。

その後、他のデイサービスで管理者として経験を積ませていただき、2024年10月、この「かけはし」を事業譲渡という形で立ち上げました。最初の頃は毎日がドタバタで、「これ、ほんまに自分にできるのか？」と不安になることもしょっちゅうでした。

でも今、利用者さんの笑顔、スタッフの頑張り、ご家族からの「ありがとう」という言葉に触れるたび、「この選択は間違ってなかった」と心から思えています。

「かけはし」という名前には、人と人をつなぐ橋でありたいという想いを込めました。人生の後半にこそ、新しい挑戦やつながりが生まれる場所を、一緒に作っていけたらと願っています。

もしよろしければ、どうぞ気軽に見学にいらしてください。うちの職員、いい顔してます。ついでに私も、たぶんいい顔してると思います（笑）。

皆さんの毎日に、少しでも彩りと元気を添えられるよう、これからも一歩一歩、歩んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。